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インが強い競艇場ランキング24場|公式データで比較したら順位は季節で入れ替わった

2026 9/29
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競艇場ガイド
2026年9月29日
インが強い競艇場の解説アイキャッチ

「インが強い競艇場はどこですか?」

検索するとランキング記事がいくつも出てきますが、1位が徳山だったり大村だったりして、ばらばらです。

調べてみて理由が分かりました。

どの期間で数えるかによって、順位が入れ替わるからです。

当編集部は、BOAT RACE公式が公開している季節別データ4期(2025年9月〜2026年8月の1年ぶん)を24場すべてぶん集計しました。

直近1年の平均で1コース1着率がいちばん高かったのは下関の62.1%、いちばん低かったのは戸田の42.7%です。

その差は19.4ポイントあります。

ただし、季節をまたぐと順位は最大17も動きました。

この記事では、24場の一覧だけでなく「その順位をどこまで信じていいか」まで書きます。

編集部
正直に言うと、私も最初は「1位はどこか」を知りたくて調べ始めました。4つの季節を並べた時点で、1位を決めること自体があまり意味を持たないと気づきます。順位より、振れ幅の小さい場はどこか、を見るほうが役に立ちます。
目次

インが強い競艇場ランキング24場【直近1年の平均】

インが強い競艇場ランキング24場【直近1年の平均】

まず一覧です。

BOAT RACE公式が各場のページで公開している季節別データ(春季・夏季・秋季・冬季)の1コース1着率を4期平均し、高い順に並べました。

あわせて、公式の「最近3ヶ月」の数字と、当編集部が競走成績から自前で数えた実測値も並べています。

順位競艇場直近1年の平均直近3か月当編集部の実測季節ごとの振れ幅
1下関62.1%62.2%60.8%4.4ポイント
2大村62.0%57.5%57.5%8.3ポイント
3徳山61.5%57.8%59.6%7.2ポイント
4尼崎61.1%60.0%60.4%1.8ポイント
5芦屋60.9%58.0%58.2%5.7ポイント
6若松59.5%56.9%57.3%7.1ポイント
7福岡59.2%60.2%59.3%5.6ポイント
8蒲郡58.6%53.9%53.3%11.8ポイント
9常滑58.3%61.1%61.1%5.4ポイント
10津58.0%53.6%53.5%8.5ポイント
11住之江58.0%51.9%51.4%10.6ポイント
12宮島57.3%57.7%56.3%2.5ポイント
13唐津56.6%57.8%55.3%4.6ポイント
14丸亀56.0%55.9%55.8%5.5ポイント
15浜名湖55.3%55.2%57.2%0.3ポイント
16児島54.9%54.7%54.1%5.3ポイント
17多摩川54.5%55.6%55.2%3.8ポイント
18びわこ54.2%55.9%56.6%3.4ポイント
19三国51.9%52.8%51.4%5.3ポイント
20桐生50.9%54.8%52.7%6.3ポイント
21鳴門50.0%55.3%56.1%8.1ポイント
22江戸川47.7%46.5%44.8%2.3ポイント
23平和島46.0%40.3%40.5%9.1ポイント
24戸田42.7%41.2%41.2%6.2ポイント
インが強い競艇場・弱い競艇場の1コース1着率。直近1年の4季節平均で上位4場と下位4場を比較した図

※出典はBOAT RACE公式「ボートレース場データ」の各場のページです(2026年9月29日に24場ぶんを取得し、当編集部が横並びに集計しました)。

※当編集部が、BOAT RACE公式が配布している競走成績データ(ダウンロード・他)から2026年6月1日〜8月21日の82日間・全24場12,897レースを取得し、進入コース・決まり手・風向・風速を全件集計したものです(集計:2026年9月29日)。

上位は下関・大村・徳山。

下位は戸田・平和島・江戸川です。

24場の平均は55.7%でした。

ここで注目してほしいのは、右の2列がほぼ同じ数字になっていることです。

公式が集計した「最近3ヶ月」と、私が公式の競走成績から1レースずつ数え直した値が、ほとんどの場で1ポイント以内で一致しました。

別々の方法で数えて同じ答えになったので、この表の数字自体は信頼していただいて大丈夫です。

編集部
ここだけの話、自分の集計が公式とズレていたらどうしようと思いながら突き合わせました。戸田は41.2%で小数点まで一致していて、正直ほっとしました。

この順位は、季節をまたぐと入れ替わります

この順位は、季節をまたぐと入れ替わります

この記事でいちばんお伝えしたいのがここです。

同じ競艇場でも、季節が変わると1コース1着率は大きく動きます。

順位の動きが大きかった6場を並べます。

競艇場春季夏季秋季冬季順位の動き
住之江61.8%(4位)51.9%(21位)55.7%(11位)62.5%(4位)4位〜21位
蒲郡56.4%(14位)53.9%(18位)65.7%(1位)58.3%(10位)1位〜18位
津58.1%(10位)53.6%(19位)58.2%(7位)62.1%(5位)5位〜19位
常滑55.7%(15位)61.1%(2位)57.9%(8位)58.4%(9位)2位〜15位
丸亀59.1%(8位)55.9%(12位)55.3%(14位)53.6%(19位)8位〜19位
唐津57.9%(12位)57.8%(7位)53.3%(16位)57.3%(13位)7位〜16位
住之江と蒲郡の季節別1コース1着率と順位。住之江は春季4位から夏季21位まで動く

住之江は春季4位から夏季21位まで落ち、また冬季には4位へ戻ります。

蒲郡は秋季に1位ですが、夏季は18位です。

どちらも「インが強い場」とも「弱い場」とも言えてしまいます。

つまり、1つの期間だけで作られたランキングは、半年後には別の順位になっている可能性があるということです。

逆に、動きがほとんどない場もあります。

振れ幅がいちばん小さかったのは浜名湖の0.3ポイント、次いで尼崎の1.8ポイントでした。

尼崎は4季節とも60〜62%台で、高い水準のまま動きません。

「インが堅い場を探している」という目的なら、平均の順位よりこの振れ幅の小さい場を見るほうが、私は役に立つと思います。

編集部
ぶっちゃけ、ランキング記事を書く側としては「1位は◯◯です」と言い切るほうがウケます。ただ、それを信じて半年後に同じつもりで買う人が出ると思うと、振れ幅を隠すわけにはいきませんでした。

「インが弱いのは前付けが多いから」は成り立たなかった

「インが弱いのは前付けが多いから」は成り立たなかった

インが弱い場の理由として、よく「前付け(枠と違うコースを取りにいくこと)が多いから」と説明されます。

これを確かめられるデータが、公式にあります。

各場のページに載っている枠番別コース取得率(1枠の艇が何%の確率で1コースに入るか)です。

あわせて、私の集計から6艇とも枠番どおりの進入だったレースの割合も出しました。

競艇場6艇とも枠なりだったレース1枠が1コースを取る率1コース1着率(直近1年平均)
唐津70.3%96.3%56.6%
浜名湖71.4%96.7%55.3%
蒲郡71.5%97.4%58.6%
若松74.8%97.7%59.5%
常滑76.8%99.1%58.3%
平和島84.5%99.4%46.0%
福岡84.7%99.1%59.2%
大村86.3%99.2%62.0%
びわこ91.5%100.0%54.2%
江戸川98.8%100.0%47.7%

結果は、むしろ逆でした。

江戸川は6艇とも枠なりだったレースが98.8%、1枠が1コースを取る率は100.0%です。

つまり前付けはほとんど起きていません。

それでも1コース1着率は47.7%で、下から3番目でした。

びわこも枠なり91.5%と高いのに、1コース1着率は54.2%で18位です。

反対に、枠なり率が低い(=進入が動きやすい)唐津・浜名湖・蒲郡・若松は、1コース1着率が平均前後から上位に入っています。

24場で並べて相関を取ると、枠なり率と1コース1着率の関係はむしろマイナス(−0.37)でした。

インが弱い場の理由を前付けに求めるのは、少なくとも24場を横に並べたかぎりでは成り立ちません。

江戸川や戸田のインが弱いのは、進入の並び方ではなく、水面そのもの(うねり・波・幅)の影響と考えるほうが素直です。

ただし、これは相関であって因果ではありません。

「前付けはインを弱くしない」と言い切れるほどの検証ではない、とここは正直に書いておきます。

公式が挙げている場と、今のデータは合っているか

公式が挙げている場と、今のデータは合っているか

BOAT RACE公式のガイドには、こういう記述があります。

インの強い「住之江」「大村」のようなボートレース場もあれば、まくりが効く「戸田」「平和島」「びわこ」などのボートレース場もある。

(出典:BOAT RACE公式 BOAT RACE GUIDE LEVEL.2 ボートレース場のコース別勝率、2026年9月29日取得)

直近1年のデータと照らし合わせてみます。

  • 大村:直近1年平均62.0%で24場中2位。当てはまります

  • 戸田:まくり+まくり差しの決着が41.7%で24場中1位。1コース1着率も最下位。当てはまります

  • 平和島:まくり系31.9%で4位、1コース1着率は23位。当てはまります

  • 住之江:直近1年平均58.0%で11位。夏季は21位でした。今のデータでは中位です

  • びわこ:まくり系26.2%で17位、1コース1着率も平均以上。今のデータでは当てはまりません

公式の記述には集計期間の記載がないので、古くから言われている場の性格を例として挙げたものだと思われます。

間違いというより、特徴は変わりうるということだと私は受け取っています。

実際、住之江は冬季には4位まで戻っていました。

→ 各場の水面の特徴とコース別データは競艇場一覧から場別の記事に入れます。

インが強い場なら舟券は勝てるのか

インが強い場なら舟券は勝てるのか

ここが、いちばん気になるところだと思います。

答えは残念ながら「ほとんど変わらない」でした。

同じ12,855レースで、2連単の1号艇流し(1-全・5点)を24場それぞれで買い続けたらどうなるかを計算しています。

  • 100%を超えたのは下関の100.3%だけ

  • 最下位は戸田の64.0%

  • 2連単1-2(1点買い)では桐生101.2%・児島100.6%の2場が超え、平和島は53.7%

※回収率は、同じ12,855レースすべてで同じ買い目を機械的に買い続けた場合の実測値です(1点100円の均等買い。オッズを見た取捨・レースの選別・資金配分は一切していません。同着・返還・欠場は考慮していません)。過去のある期間を数え直した結果であって、将来の成績を保証するものではありません。

インが強い場ではオッズも低くなるので、的中率が上がったぶんが配当で相殺されます。

「インが堅い場を選べば勝てる」とはなりませんでした。

インが強い場の使いどころは、勝率そのものより「読みの外れにくさ」だと私は考えています。

→ この検証の全体像は競艇で食べてる人はいるのかと競艇の回収率と期待値にまとめています。

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順位より「どれだけ動くか」を見てほしい

順位より「どれだけ動くか」を見てほしい

この記事のために4季節ぶんを並べて、いちばん強く思ったのがこれです。

1位がどこかは、その期間の話でしかありません。

住之江のように17ランク動く場もあれば、浜名湖のように0.3ポイントしか動かない場もあります。

ランキングを見るときは、順位と一緒にその数字がいつのものかを必ず確認してください。

この記事も同じで、ここに出したのは2025年9月〜2026年8月の公式データと、2026年6月〜8月の私の実測です。

半年後には数字が動いているはずなので、そのときはまた数え直して更新します。

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よくある質問

Q. インが強い競艇場はどこですか?

BOAT RACE公式の季節別データ4期(2025年9月〜2026年8月)を平均すると、1コース1着率は下関62.1%・大村62.0%・徳山61.5%の順でした。ただし季節ごとに順位は入れ替わるため、1つの期間のランキングだけで判断しないことをおすすめします。

Q. インが弱い競艇場はどこですか?

直近1年の平均では戸田42.7%、平和島46.0%、江戸川47.7%の順に低くなっています。この3場は季節をまたいでも下位のままで、24場のなかでは安定して1コースが勝ちにくい水面です。

Q. 1枠が強い競艇場はどこですか?

1枠の艇はほとんどの場で96〜100%の確率で1コースに入るため、「1枠が強い=1コースが強い」と考えて差し支えありません。そのため上の1コース1着率のランキングが、そのまま1枠の強さの目安になります。

Q. 競艇場によってインの強さが違うのはなぜですか?

当編集部の集計では、前付け(枠と違うコースを取ること)の多さでは説明できませんでした。枠なり進入がほぼ100%の江戸川で1コース1着率が47.7%である一方、進入が動きやすい唐津や浜名湖は平均前後です。水面の広さ・うねり・潮の影響といった水面そのものの条件のほうが効いていると考えられますが、当編集部はそこまでの検証はしていないため断定はしません。

Q. インが強い競艇場を選べば勝てますか?

12,855レースの実測では、2連単の1号艇流しを24場それぞれで買い続けても100%を超えたのは下関の100.3%だけでした。インが強い場ほどオッズも低くなるため、的中率の高さが配当で相殺されます。

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