「今日のレースは準優勝戦らしいけど、何が違うの?」
「予選突破って、どうやって決まっているの?」
競艇は、1日で完結する競技ではありません。
先に結論をお伝えします。
競艇は3〜7日間(通常は4〜6日間)をひとまとまりとして開催され、これを「節」と呼びます。流れは予選 → 準優勝戦 → 優勝戦。予選の順位は、着順点をもとにした得点率で決まります。
この勝ち上がりの構造を知っておくと、「今日のこのレースは選手にとってどういう意味があるのか」が見えてきます。
同じ12レースでも、初日と最終日ではまったく別物です。
競艇の「節」とは|まず結論


節とは、連続して開催されるレース期間全体のことです。
公式は、最大7日間(通常4〜6日間)連続でレースが開催され、その期間全体を節と呼ぶと説明しています(出典:BOAT RACE公式 1節は3〜7日間)。
そして節の基本的な流れはこうです。
予選から始まり、予選を勝ち進んだ選手による準優勝戦、そして最終日の優勝戦。


同じ選手が同じレース場で数日間走り続け、勝ち上がっていく構造だということです。
この前提が分かると、出走表の「今節成績」が持つ意味も変わってきます。
今節成績の読み方は出走表の見方の記事にまとめました。
節の流れを1日ずつ見る|前検から最終日まで


節は、実はレース初日より前から始まっています。
前検(前日検査)|モーターは抽選で決まる
選手は開催の前日にレース場へ集合します。
私物検査・身体検査を受け、携帯電話などの通信機器はレース場に預けます。
全選手がそろったあと、ボートとモーターの抽選が行われ、受け取った機材で試運転や前検航走(スタート練習、タイム測定)を行います(出典:BOAT RACE公式 前検(前日検査))。
ここで引いたモーターの出来が、その節の戦いを大きく左右します。
「強い選手なのに苦戦している」ときは、この抽選が背景にあることも珍しくありません。
予選|数日かけて順位を積み上げる
初日から数日間が予選です。
選手はこの期間の着順を積み上げて、準優勝戦に進む順位を争います。
毎日のレースが独立しているのではなく、節の中で点数が累積していくのがポイントです。
準優勝戦・優勝戦|最終日に向けた絞り込み
予選を勝ち抜いた選手が準優勝戦に進みます。
公式の用語辞典によれば、準優勝戦は予選を勝ち抜いたポイント上位者によるレースで、一般的に上位18名による3レースで争われ、この中の1着・2着が優勝戦に進みます(出典:BOAT RACE公式 用語辞典「準優勝戦」)。
3レース×上位2着=6人。これが最終日の優勝戦のメンバーです。
この構造を知っていると、準優勝戦の重みが分かります。
3着以下では優勝戦に進めないため、選手は2着以内を強く意識して走ることになります。
予選の順位は何で決まるか|着順点と得点率


では、予選の順位はどう決まるのでしょうか。
使われるのが、着順点をもとにした得点率という考え方です。
着順点は、勝率の計算に使うものと同じ考え方で付与されます。
| 着順 | 一般競走の着順点 |
|---|---|
| 1着 | 10点 |
| 2着 | 8点 |
| 3着 | 6点 |
| 4着 | 4点 |
| 5着 | 2点 |
| 6着 | 1点 |
この着順点を、その節で走ったレース数で割った平均点が、予選順位を決めるモノサシになります。


公式は勝率について「着順点の合計を出走回数で割ったもの」と定義し、SG競走は各2点増し、G1・G2競走は各1点増し、各優勝戦はさらに1点増しと説明しています(出典:BOAT RACE公式 ボートレーサーの勝率)。
なお、具体的な配点や勝ち上がりの人数は、グレードや各レース場の番組編成によって細かい違いがあります。
正確なところは、その開催の公式番組・出走表でご確認ください。
ここで押さえてほしいのは、「1着を1回取るより、崩れずに上位を続けるほうが予選は通りやすい」という構造です。
着順点の配分を見れば分かるとおり、6着(1点)を1回打つダメージは、1着(10点)1回では取り返しにくいのです。
番組の組まれ方とドリーム戦|枠は毎日変わる


節の中では、同じ選手が毎日違う艇番で走ります。
公式の用語辞典によれば、ビッグレースの予選では各選手が1〜6号艇まで均等に振り分けられる番組が多いとされています(出典:BOAT RACE公式 用語辞典「番組」)。
強い選手がずっと1号艇に入るわけではない、ということです。
そしてSG・プレミアムG1・G1の初日には、ドリーム戦と呼ばれるメインレースが組まれます。
その節の中心となる6人による一戦で、シリーズによっては2日目にもWドリーム戦が用意されます(出典:BOAT RACE公式 用語辞典「ドリーム戦」)。
各グレードの位置づけはグレードの記事で解説しています。
節の進行を予想にどう活かすか


節の構造が分かると、同じ12レースでも見え方が変わります。
当編集部が意識しているのは、次の3点です。
①初日は「機力の当たり外れ」が読みにくい
前検で抽選されたモーターの出来は、走ってみるまで分かりません。
初日は情報が最も少ない日だと考えています。
②2日目以降は今節成績という一次情報が増える
その節で実際にどう走っているかは、級別よりも新しい情報です。
級別は年2回しか更新されないため、この差は小さくありません。
級別の仕組みは級別の記事にまとめています。
③準優勝戦・優勝戦はメンバーが絞られる
勝ち上がった選手だけで組まれるため、力量差は縮まります。
そのぶん、コースの有利不利や進入の駆け引きが結果を左右しやすくなります。
ただし、これらはあくまで傾向です。
「初日だから荒れる」「優勝戦だから堅い」といった決めつけはできません。
節の中の位置づけは、あくまで判断材料の一つとして使ってください。
勝ち上がりが分かると、レースの見方が変わる


節の仕組みを知ると、選手が今どんな状況で走っているのかが読めるようになります。
予選の最終日に得点率のボーダー付近にいる選手と、すでに準優勝戦を確定させている選手では、置かれた状況が違います。
ただし、その心理まで断定的に読み解くことはできません。
測っていないことを分かったように書くのは、このサイトでやらないと決めていることの一つです。
競艇の払戻率は75%(控除率25%)と決まっています。つまり長い目で見れば、投票総額の4分の1は主催者側に引かれます。買い方を工夫しても、この構造そのものは変えられません。舟券は生活費ではなく、必ず余剰資金の範囲で楽しんでください。
節の流れを追いながら予想を組み立てるのは、慣れるまで手間がかかります。
その手間を埋める手段として予想サイトを使う人もいますが、玉石混交であることは変わりません。
競艇の仕組みや見方が分かってくると、次に迷うのが「予想の情報をどう選ぶか」だと思います。
無料予想やSNSの情報は玉石混交で、なかには実績を大きく見せているだけのものもあります。
当サイトでは、主要な競艇予想サイトに実際に登録し、運営者情報・料金・無料予想・的中実績を同じ基準で検証しています。
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私自身、仕組みをよく分からないまま勢いで舟券を買い、遠回りをした時期があります。だからこそ、同じ場所でつまずく人を一人でも減らしたい。その一心でこのサイトを続けています。
ギャンブル依存が心配な方の相談窓口
- 公営競技ギャンブル依存症カウンセリングセンター:0120-321-153(予約受付 平日9:00〜17:00、土日祝・年末年始を除く)
- メール相談:https://tms-soudan.com/gamble/
よくある質問
Q. 競艇の「節」とは何ですか?
連続して開催されるレース期間全体のことです。公式は最大7日間(通常4〜6日間)と説明しており、予選から始まって準優勝戦、最終日の優勝戦という流れで進みます。
Q. 競艇の準優勝戦とは何ですか?
予選を勝ち抜いたポイント上位者によるレースです。公式の用語辞典では、一般的に上位18名による3レースで争われ、その中の1着・2着が優勝戦に進むと説明されています。
Q. 得点率はどうやって計算しますか?
その節で得た着順点の合計を、走ったレース数で割った平均点です。着順点は一般競走で1着10点、2着8点、以下6・4・2・1点。SG競走は各2点増し、G1・G2競走は各1点増し、優勝戦はさらに1点増しとされています。具体的な運用は開催の番組でご確認ください。
Q. 優勝戦には何人出場しますか?
一般的に6人です。準優勝戦3レースのそれぞれ1着・2着、合わせて6人が最終日の優勝戦に進みます。
Q. ドリーム戦とは何ですか?
SG・プレミアムG1・G1競走などの初日に組まれるメインレースです。その節の中心となる6人による一戦で、シリーズによっては2日目にWドリーム戦が組まれることもあります。
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