「競艇に興味はあるけれど、ルールがよく分からない」
「何から知ればいいのか、入口でつまずいている」
そんな方に向けて、競艇(ボートレース)の基礎をまるごと整理しました。
先に結論をお伝えします。
競艇は「6艇のボートが1周600mを3周して着順を競う」シンプルな競技です。押さえるべき基礎は、①レースの流れ ②選手・モーター・展示という予想材料 ③舟券の種類 の3つだけです。
この記事では、できるだけ図解を使って「見て分かる」ようにまとめました。読み終えるころには、初めての一枚を買うところまで迷わず進めるようになります。
競艇(ボートレース)とは?まず全体像をつかむ


細かいルールに入る前に、競技そのものの姿を押さえます。
6艇で1周600mを3周する競技
競艇は、6艇のボートが同時に走り、着順を競う競技です。
コースは1周600m。スタートラインを通過したあと、第1ターンマークと第2ターンマークを交互に回り、3周(合計1,800m)して順位を決めます。


1周はおよそ600mと短く、1レースはわずか2分前後で決着します。
だからこそ、わずかな出遅れや一つのミスが致命傷になりやすく、見どころは後述する「スタート」と「第1ターンマーク」に凝縮されます。
出走はつねに6艇です。馬券や車券のように頭数が変わらないため、初心者でも組み合わせを考えやすいのが競艇の特徴です。
各艇には1〜6の艇番があり、枠ごとに色(1=白・2=黒・3=赤・4=青・5=黄・6=緑)が決まっています。


この色は、出走表・オッズ画面・レース実況のすべてで共通です。
番号と色がひもづくと、レース中でも「いまどの艇が伸びているか」を一目で追えるようになります。
全国24か所のボートレース場で開催
競艇は、全国24か所のボートレース場で開催されています。
水面が海水・淡水・汽水のどれか、風の吹き方などによって、レースの傾向は場ごとに変わります。
たとえば海水の場は干満で水面が上下し、季節風の強い場ではスタートの難易度が上がります。
この「会場ごとの個性」も、慣れてくると立派な予想の材料になります。
当サイトでは各場の傾向を競艇場別の予想記事でも触れています。
競艇のレースが決まるまでの流れ


1レースがどう進むのかを、順番に見ていきます。
独特の「フライングスタート方式」
競艇の最大の特徴が、スタート方法です。
ボートにはブレーキがなく、水面で静止できません。そのため、あらかじめ助走をつけ、大時計が0秒を示してから1秒の間にスタートラインを通過する「フライングスタート方式」が採られています(出典:BOAT RACE公式 独特なスタート方法)。


0秒より前にラインを越えると「フライング(F)」、遅れると「出遅れ(L)」となり、その艇は失格。舟券は返還されます。
つまり、速いだけでなく「タイミングの正確さ」が問われる競技です。
各艇のスタートの巧拙は、レース前に行われる「スタート展示」である程度うかがえます。
コンマ1秒を争う世界なので、スタートの良し悪しは、そのまま次の第1ターンマークの優劣に直結します。
勝負を分ける第1ターンマーク
スタート後、最初の勝負どころが第1ターンマークです。
内側のコースを走る艇ほど、短い距離で小さく回れるため有利になります。
これが競艇でよく言われる「インコース有利」の正体です。
内側の艇がそのまま先頭で回りきる形を「逃げ」、外側の艇が外から抜き去る形を「まくり」、内側に切れ込んで抜く形を「差し」と呼びます。
まずは「1コースの逃げが決まりやすい」とだけ覚えておけば十分です。ここでどう回るかで、レースの大勢はほぼ決まります。
予想に使う3つの基礎データ|選手・モーター・展示


競艇の予想材料は、大きく3つです。ここを押さえると、出走表が読めるようになります。
選手の級別(A1・A2・B1・B2)
競艇選手は、勝率などによってA1・A2・B1・B2の4段階に分けられています。


レーサーは全国に約1,600人。最上位のA1級は上位およそ20%で、A1・A2を合わせたA級がおよそ4割という構成です(出典:BOAT RACE公式 ボートレーサーの4つの階級)。
級別は毎年1月と7月の半期ごとに見直されます。成績が良ければ昇級し、振るわなければ降級する仕組みです。
出走表では選手名の横に級別が必ず載っています。まずは「A級の選手が強い」とだけ覚えておけば十分です。
モーターは抽選で割り当てられる
ボートに載せるモーターは、開催のたびに抽選で選手へ割り当てられます。
同じ選手でも、調子の良いモーターを引けるかどうかで結果が変わります。腕とは別に「機力(きりょく)」という運の要素があるわけです。
出走表やレース場の情報で公開される「モーター2連対率」が、その節での機力の目安になります。数字が高いモーターほど、上位に絡みやすいと考えられます。
展示(てんじ)で直前の動きを見る
レース前には、実際のコースを使ったリハーサル「展示航走」が行われます。
周回展示ではターンの伸びや安定感を、スタート展示では各艇の進入隊形とスタートのタイミングを確認できます。
このとき計測される「展示タイム」は機力の参考になりますが、あくまで直線の速さの目安です。ターンの上手さまでは分からないため、過信は禁物です。
舟券(賭式)は全部で7種類


当てる対象(賭式)は7種類あります。まずは一覧で全体像をつかみましょう。
| 賭式 | 当てる内容 | 組み合わせ数 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 1着の艇 | 6通り | やさしい |
| 複勝 | 2着までに入る艇 | 6通り | やさしい |
| 拡連複(ワイド) | 3着までに入る2艇 | 15通り | ややかんたん |
| 2連複 | 1・2着の2艇(順不同) | 15通り | ふつう |
| 2連単 | 1・2着の艇(着順どおり) | 30通り | ふつう |
| 3連複 | 1〜3着の3艇(順不同) | 20通り | やや難しい |
| 3連単 | 1〜3着の艇(着順どおり) | 120通り | 難しい |
組み合わせが多いほど当てるのは難しくなり、そのぶん配当は大きくなります。この関係を図にすると、次のようになります。


配当がいちばん大きくなりやすいのは、組み合わせが最も多い3連単です。
反対に、単勝・複勝・ワイドは当てやすいぶん、配当は控えめになります。
それぞれの特徴と、初心者に向いた買い方は「競艇の買い方・賭け方」でくわしく解説しています。
競艇の始め方は3ステップ


実際に舟券を買うまでの流れは、とてもシンプルです。


①テレボートに登録する
いまはスマホで舟券を買える「テレボート」(公式のインターネット投票)が主流です。
会員登録と対応銀行口座があれば、全国どの場のレースも自宅から購入できます。
登録や入金の手順は「テレボートの使い方」にまとめています。
②余剰資金で予算を決める
競艇の払戻率は75%(控除率25%)と決まっています。つまり長い目で見れば、投票総額の4分の1は主催者側に引かれます。買い方を工夫しても、この構造そのものは変えられません。舟券は生活費ではなく、必ず余剰資金の範囲で楽しんでください。
最初は「なくなっても生活に影響しない金額」を1日の上限に決めておくと、冷静に楽しめます。
③買いたいレースの舟券を買う
舟券は1点100円から購入できます。
最初は単勝や複勝など、当てやすい賭式から始めるのがおすすめです。
的中の感覚をつかんでから、少しずつ2連単・3連単へ広げていきましょう。
競艇の仕組みや見方が分かってくると、次に迷うのが「予想の情報をどう選ぶか」だと思います。
無料予想やSNSの情報は玉石混交で、なかには実績を大きく見せているだけのものもあります。
当サイトでは、主要な競艇予想サイトに実際に登録し、運営者情報・料金・無料予想・的中実績を同じ基準で検証しています。
→ 競艇予想サイトのおすすめランキング【実際に登録して検証】
私自身、仕組みをよく分からないまま勢いで舟券を買い、遠回りをした時期があります。だからこそ、同じ場所でつまずく人を一人でも減らしたい。その一心でこのサイトを続けています。
よくある質問
Q. 競艇は何歳から楽しめますか?
舟券の購入は20歳になってからと定められています。レースの観戦自体は年齢を問わず楽しめますが、舟券を買えるのは20歳以上です。
ただし入場のルールは場ごとに異なり、20歳以上の同伴が必要な場や、指定席には入れない場もあります。根拠となる条文と、場の案内の実例は「競艇は何歳から買える?条文で確かめた20歳のルールと、罰則がかかる相手」で確認できます。
「買う前に予想だけ試したい」という場合は、お金を賭けずに予想できる無料のサービスもあります(→「競艇ダメダスは賭けない「予想ゲーム」|公式の説明で分かる本当の使い道」)。
Q. いくらから舟券を買えますか?
1点100円から購入できます。まずは少額で、当てやすい賭式から始めるのがおすすめです。
Q. 初心者はどの舟券から始めるべきですか?
当てやすい単勝・複勝・ワイドがおすすめです。的中の感覚をつかんでから、2連単・3連単へ広げると無理がありません。くわしくは「競艇の買い方・賭け方」をご覧ください。
Q. 競艇はどこで買えますか?
全国のボートレース場や場外発売場のほか、スマホ・パソコンから買えるインターネット投票「テレボート」が主流です。手順は「テレボートの使い方」で解説しています。
買える場所は全部でいくつあるのか(ボートレース場24場・チケットショップ82か所)を数えた結果は「競艇のネット投票はテレボートだけ?買える場所を全部数えて確かめた」にまとめました。
Q. 初心者でも勝てますか?
1レース単位では初心者でも的中しますが、払戻率は75%(控除率25%)と決まっているため、長期的に増やし続けるのは簡単ではありません。まずは仕組みを楽しみながら、余剰資金の範囲で無理なく続けることを大切にしてください。
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